サラリーマン投機家の株本おすすめブログ

投機のようなものを日々行っています。あくまで私の考えを書いているだけですので、投機(投資)は自己責任でお願いします。

生涯投資家 村上世彰 文藝春秋

 

生涯投資家

生涯投資家

 

 

あの村上世彰氏の自伝です。

20代以上の方で、著者を知らない方はおそらくいないでしょう。

著者が行おうとしていたことは、いったい何だったのか?

なんとなく気になっていた方もいらっしゃると思います。

この本を読んで下されば、その答えが見えてきます。

株取引を行っている方はもちろん、行っていない方にもぜひ読んで頂きたいです。

 

そもそも、著者に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

正当な主張をしていただけなのに、違った目で見られていたかもしれません。

マスコミが報道していたのとは、違った面が見えてきます。

何を信じるかは読者しだいですが、著者の主張を読んでから判断すべきです。

 

最近注目されている株主還元、株主資本利益率の向上の主張を10年以上前に行っていたわけです。

日本企業はこの点を軽視しているところが多く、政府の働きかけもあり、ようやく意識する企業が増えてきた段階ではないでしょうか。

著者は大株主になることにより、企業に対して株主として提言していました。

時代の先をいっていたわけですね。

御自身の思いを実現しようと、行動していたわけです。

 

大株主と経営者の関係が見えてきます。

著者が実際に関わった経営者として、体質が古く成長の止まった企業の経営者や、その逆でこれから成長していく企業の経営者が書かれています。

大株主である著者への対応も様々です。

経営者と従業員の関係は、従業員として働いていればある程度見えてくるでしょう。

でも、大株主と経営者の関係を感じ取ることはほぼないですよね。

普段目にすることのないこの関係を、この本を通じて感じ取ることにより、株主・経営者・従業員の三者の関係性が見えてきます。

ですから、株の取引きをしていない方にもぜひ読んで頂きたいのです。

 

株の取引きをされている方は必見です。

この本を読むと、企業がどのような事をすれば株主に恩恵があるか理解できます。

それが分かれば、次はそのような事を行っている企業の株を買えば、恩恵を受ける可能性が高くなります。

株主を無視した経営がいかに害悪であるかも、分かってきます。

この本は投資法について、細かく書かれているわけではありません。

ただし、日本で最も重要な投資家の一人である著者が、どのような考えで投資を行っていたかが分かります。

別人のライターが取材して書いた本とはわけが違います。

著者自らが書いた本です。

間違いなく読む価値があります。